【連載コラム】第4回:評価制度①~成果目標(定量項目)設計のポイント

この度、弊社AIMNEXT VIETNAMは貴社のベトナム人の人材活用に役立つ ことを期待し、

【ベトナムにおける人事評価制度の設計・運用】をテーマ に記事をシリーズ化しました。

 

今回は第4回目の記事を送付させていただきます。

毎月1度、記事を送付する予定となっておりますので、

次回以降もお読みいただけますと誠に幸いでございます。

 

               記

 

第4回:評価制度①~成果目標(定量項目)設計のポイント

 

前回の記事(2019年12月)では、各階層・各部署の役割責任を明確にする

重要性についてお伝えしましたが、明確にするだけでは充分ではありません。

社員の立場からすれば「では、会社の期待通りに私が役割責任を果たしたか

どうかをどのように計るのか?」という疑問が生じるはずです。

 

もちろん答えは、評価制度になるわけですが、その中身によって、社員の

納得度は大きく変わっていきます。多くの企業がお悩みの評価制度に関して、

今回の記事から複数回に渡って、その仕組みやポイントを解説していきます。

 

◆成果目標と行動特性(コンピテンシー)の重要性

「成果(定量)と行動特性(定性)はどちらも評価すべきですか?それとも

成果だけで評価をしてもいいのですか?」というご質問をいただくことが

あります。我々の結論としては成果も行動特性も両方とも必要だと考えます。

成果だけを評価する場合を考えると、下記のようなデメリットが生じます。

 

・具体的な行動特性を設定しないため、成果までの道しるべ(どんな行動を

取れば、目標達成に近づくのか)をイメージしづらく結果として成果達成

につながりにくい。

・目先の利益や目標を追いがちになり、成果が出るまでに一定期間を要する

新規事業やプロジェクトに取り組まなくなる可能性がある(挑戦意欲が低下する)。

・「成果を出せば何をしてもいい」という発想をもつ人材が出てきてしまう

可能性があり、周りに悪影響を与える。

 

※通常、新入社員や経験の浅い社員は、高い成果をあげるまでに時間が

かかることが多い。そのため、彼らを評価する際は、成果よりも行動

で努力を認めてあげることがモチベーション向上の鍵となる。しかし、

上司や先輩が望ましい行動を取っていなければ、彼ら(部下や後輩)

もできるはずがなく、努力を認めてあげるポイントがなくなってしまう。

上記のような理由から、成果だけではなく行動特性も評価してあげる必要

があると考えます。

 

◆成果目標(定量項目)設計のポイント

ポイント①:上の意向を腹落ちさせる

個人の成果目標を設定する際は、下記のように落とし込みを行っていくのが 通常のやり方です。

全社方針・目標 → 部門方針・目標 → 所属部署(課)方針・目標 → 個人目標

この落とし込みを行う際に、全社、部門、部署の方針・目標をただ説明するだけ

ではなく、その意味や背景もしっかりと説明して、腹落ちさせることが重要です。

 

そうすることで、本人のやる気を引き出し、自主的に考え、創意工夫できる人材

に育っていきます。反対に、腹落ちさせることができなければ、本人のやる気を

引き出すことができず、言われたことをただこなす人材になってしまいます。

(やらされ感が生まれる)

 

ポイント②:定期的に面談・フィードバックを行う

個人目標を立てさせた後、しっかりアクションが取れているか進捗を確認せず、

結果が出た後(半年~1年後)に面談を行うケースがよく見受けられます。この

場合、過去志向のフィードバックとなりがちです(ただの結果評価)。

 

こうしたことを避けるためにも、定期的に面談をセッティングしてみてください

(月に1回など)。そして、その面談の中で、目標達成のための阻害要因や必要

なサポートをヒアリングしたり、目標達成に必要な能力向上のためのアドバイス

を行ったりするなど、未来志向のフィードバックを行ってください。

 

そうすることで、本人のモチベーション向上と成長促進につながり、結果として

目標達成に近づきます。

                                     以上

 

第4回の『評価制度①~成果目標(定量項目)設計のポイント』はいかがでした でしょうか。

ご意見・ご感想等ございましたら、弊社までお寄せいただけます と幸いでございます。

尚、次回の配信は2020年3月中を予定しております。

末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。