今回は人材育成の事例を紹介します。
A社は、バイク製品を製造している日系企業です。日本人が担っているポジションを、
数年後までに減らし、ベトナム人に任せる目標を立てています。そこで、3年間の人材育成計画を実施しています。
【実施内容】
・働く上で必要なスキルを身につける
将来の管理職候補者10名を対象に、1年半で基本スキル(ビジネスの基本、5S、報連相、PDCAなど)と
管理職向けスキル(部下のコーチングや、マネジメントなど)を学んでいただきます。実践力を身につけるため、
アクションプランや、フォローアップ研修を実施します。(図参照)
・学んだことを生かしてプロジェクトに取り組み、仕事を改善する
研修で学んだことを活かして、講師の指導の下、プロジェクトに取り組み、実践スキルを身に付けさせます。
例えば、「5S研修の受講後、5Sプロジェクトに取り組んで、現場の5Sを改善する」
「問題解決研修の受講後、改善プロジェクトで各部門のQCDを向上する」
「PDCA研修の受講後、部門目標を管理できるような仕組みを作り、実際の目標管理をPDCAで回す」等
【効果/A社からの評価】
5Sのプロジェクトでは、平均点が約39点から、76点にまでupした。
また、プレゼンテーションの研修後、社内の発表会があったが、
その際の資料の作り方が良くなっており、なかには、特に通訳がなくても、
プレゼンテーションの方向性がわかる人もいた。(一部抜粋)